アップデート版インストール方法(Linux版)

ここでは、サーバに Linux OSをお使いになる場合のdesknet's Blogのアップデート版インストール方法を説明いたします。
インストールをはじめる前に、動作環境 をご確認ください。

※既にV4.0 R1.4のインストールが済んでいるお客様が対象です。V4.0 R1.4未満のバージョンをご利用の場合は、一度V4.0 R1.4にバージョンアップしていただく必要があります。詳細はV4.0 R1.4のマニュアルをご参照ください。
※PHPのバージョンが4.3.X, 4.4.X, 5.0.X, 5.2.X, 5.3.Xの場合、desknet's Blog Ver5.0はお使いいただけません。PHPをインストールの際は、[PHPのインストール]をご参照ください。
※アップデートを行うとアップデート版のみのアンインストールを行う事は出来ません。
※ユーザーがdesknet's Blogにアクセスしていないタイミングでアップデートを行ってください。
※アップデートを行う前に、必ずデータのバックアップを行っていただきますようお願いいたします。
→詳細は「バックアップとリストア(Linux版)」をご参照ください。

1.ファイルをサーバに転送

ダウンロードしたファイルをサーバ上にFTP転送します。
フリーウェア等のFTPツールをお使いいただくか、もしくはWindows付属のFTPコマンドで、
サーバにダウンロードしたtarファイルを転送します。

2.telnetでログイン

Windows付属のtelnetやフリーウェアのtelnetツールで、サーバにログインします。

3.パッケージソースの展開

cdコマンドで、「(ドキュメントルート)/php」ディレクトリに移動します。
mvコマンドで、転送したファイルをカレント(「php」ディレクトリ)に移動します。
移動したtarファイルを以下のコマンドを用いて展開します。
コマンドを実行すると、tarファイルが展開され、「dnblog」ディレクトリのファイルが上書きされます。

※ここでは、ドキュメントルートを「/usr/local/apache/htdocs/」として説明します。

[root@xxxxxx ~]# cd /usr/local/apache/htdocs/php/
[root@xxxxxx php]# mv /home/guest/dnblogupV50RXXlR9j.tar.gz .
[root@xxxxxx php]# ls
dnblog dnblogupV50RXXlR9j.tar.gz
[root@xxxxxx php]# tar zxvf dnblogupV50RXXlR9j.tar.gz
[root@xxxxxx php]# ls
dnblog dnblogupV50RXXlR9j.tar.gz upgrade.sh
[root@xxxxxx php]#

4.「php」ディレクトリのオーナーを変更

「chown」コマンドを実行し、「php」ディレクトリとその下のファイル、ディレクトリをWebサーバが動作するユーザーとグループに変更します。

[root@xxxxxx php]# cd /usr/local/apache/htdocs/php/
[root@xxxxxx php]# cd ../
[root@xxxxxx htdocs]# chown -R nobody:nobody php

5.PostgreSQL手続き言語の定義

suコマンドを実行、postgresユーザーにスイッチし
createlangコマンドでPostgreSQL手続き言語を定義します。
PostgreSQLで設定されているユーザーを「dnblog」、データベースを「dnblog」とした場合の例で説明いたします。

[root@xxxxxx htdocs]# su - postgres
Password:
[postgres@xxxxxx ~]$ createlang -d dnblog plpgsql
[postgres@xxxxxx ~]$ exit
[root@xxxxxx htdocs]#

6.アップグレードシェルの設定

「cd」コマンドを実行し、「php」ディレクトリに移動した後、アップグレード処理を行うシェルを編集し、PHPのパスを設定します。

[root@xxxxxx htdocs]# cd /usr/local/apache/htdocs/php/
[root@xxxxxx php]# vi upgrade.sh
#!/bin/sh

PHPDIR="/usr/local/php/bin"



(略)


「PHPDIR="/usr/local/php/bin"」の「/usr/local/php/bin」に、PHPがインストールされているパスをフルパスで指定してください。

7.アップグレードシェルの実行

アップグレード処理を行うシェルを実行します。
(アップグレード処理には時間がかかります)

[root@xxxxxx php]# ./upgrade.sh
[root@xxxxxx php]#

8.不要なファイルの削除

インストール後は使用しないファイルについて、以下の順序で削除を行います。
1. cdコマンドを実行し、「php」ディレクトリに移動します。
2. 以下のコマンドを実行し、ファイル、ディレクトリを削除します。
(rmコマンドの前に「¥(エンサイン)」をつけると、削除確認を行わないで削除します。)

[root@xxxxxx php]# cd /usr/local/apache/htdocs/php/
[root@xxxxxx php]# ¥rm dnblogupV50RXXlR9j.tar.gz
[root@xxxxxx php]# ¥rm upgrade.sh

9.desknet's Blogへのアクセス

ブラウザを起動し、アドレスバーに下記のURLを入力することでdesknet's Blogへアクセスできます。
ログイン画面の下部に、アップデート後のバージョンが表示されていることを確認してください。
URL例:

http://サーバ名/php/dnblog/index.php

アップデート版インストール方法(Linux版)

※PostgreSQLをバージョン8.4.1にアップデートしてお使いいただくことができます。こちらをご確認ください。

オンラインマニュアル目次へ戻る

ページの先頭へ戻る